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2018年8月21日火曜日

富士通三重工場の売却も決定……これからどうなる? 日本の半導体工場 (1/3)

2018年6月29日、台湾の専業ファウンドリーであるUMC*)と富士通セミコンダクターは、三重富士通セミコンダクター(MIFS)の全株式をUMCが取得することで合意したと発表した。UMCは現在MIFSの株式を15.9%保有しており、残りの84.1%の株式を富士通セミコンダクターから約576億円で取得する。譲渡手続きは、関連当局の承認を経て2019年1月1日の完了を予定しているという。
(関連記事:UMCが三重富士通を買収へ、全株式の取得で合意)。富士通三重工場(現:MIFS)の売却にはこれまでさまざまな経緯があり、これでようやく決着を見ることになりそうだ。ここではこの売却を含めて、日本の半導体工場の現状および、今後の方向性について考えてみたい。富士通はこれまで、三重工場の他に岩手工場、会津若松工場をウエハー工程ラインとして保有していた。岩手工場は2012年4月にデンソーへの売却が決定し、同年10月には譲渡手続きが完了している(関連記事:デンソーが富士通セミコンの岩手工場を買収)。会津若松工場は2017年10月、ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)へ段階的に譲渡されることで合意、発表された。合意時点ではON Semiconductorの同工場への出資比率は40%だったが、2018年後半には60%、2020年前半には100%と出資比率を引き上げる予定である(関連記事:富士通セミコン会津200mm工場、オンセミが買収へ)。そして今回の三重工場の売却決定によって、富士通グループはすべての半導体工場を売却することになる(後工程ラインは、2012年8月にジェイデバイスへの売却が発表され、すでに譲渡が完了している)
「テクノロジー_2018/08/18」

2018年8月8日水曜日

「民生向けで業界初」のQLC SSD、韓国サムスンが4Tバイト品

Samsungは、2012年にTLC(Triple-Level Cell)フラッシュメモリー(製造技術は20nmクラス)を使ったSSD(500Gバイト品)を市場投入している。新製品は、第4世代V-NAND技術で製造する64層の1TビットQLC NANDフラッシュメモリーを32個使って、4Tバイトの大容量を実現した。ただし、TLCからQLCに変更すると、単位面積当たりのチップ容量が増して、アクセススピードが低下してしまう。「最悪の場合、スピードが半減する」(同社)という。そこで新製品では、QLCのメモリーチップをベースにしながら、SSDコントローラーはTLC向けを利用し、さらに同社の「TurboWrite」技術を採用することで、TLC NANDフラッシュメモリーベースのSSDと同等のアクセス性能を実現したという。新製品のシーケンシャル読み出し速度は540Mバイト/秒。シーケンシャル書き込み速度は520Mバイト/秒である。保証期間は3年とする。
「テクノロジー_2018/08/08」

2018年7月30日月曜日

「業界初」の96層3D NAND搭載SSD、東芝メモリが18年Q4に出荷開始

東芝メモリは、96層積層の3次元NANDフラッシュメモリーを搭載するSSD「XG6シリーズ」の開発を発表した(ニュースリリース1)。同社によれば、96層積層の3次元NANDフラッシュメモリーを搭載したSSDの開発は業界で初めてだという。新製品の「XG6シリーズ」は、PCI Express Gen3 x 4レーンとNVM Express 1.3aに対応したクライアント向けSSDである。同社の第4世代3次元フラッシュメモリー「BiCS FLASH」の技術(関連記事1)とSLCキャッシュの特性の組み合わせにより、前世代製品「XG5シリーズ」に対して性能を向上させた。シーケンシャル書き込み性能は最大2960Mバイト/秒で、「業界トップクラス」(同社)だとする。また、シーケンシャル読み出し性能は最大3180Mバイト/秒。ランダム読み出し性能は最大35万5000 IOPSで、ランダム書き込み性能は最大36万5000 IOPSである。高速化と共に低電力化も図った。動作時消費電力は最大4.7W。最も低電力な動作モードの待機電力は3mW。低消費電力が求められるモバイルPCなどに最適だという。
「テクノロジー_2018/07/30」