今日(米国時間7/18)、ジェフ・ベゾスの宇宙企業、Blue Originはテキサスの基地でこれまででもっとも重要な発射実験の一つを実施した。今回のテストでは上空で乗員カプセルの脱出用ロケットが点火され、カプセル、ブースター双方を無事回収することに成功した。ブースターからの切り離し直後に乗員カプセルのロケットが予定どおりのタイミングで点火され、カプセルはこれまでで最高の高度を達成した。
このテストの成功はジェフ・ベゾスの宇宙企業にとって非常に大きな意味がある。Blue Originでは、このテストが成功すれば今年中に最初の有人飛行に進めるとしていた。
「テクノロジー_2018/07/19」
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2018年7月19日木曜日
2018年7月2日月曜日
民間ロケット失敗、心臓部のエンジンに不具合 原因究明は難航も 遠のく宇宙ビジネス
インターステラテクノロジズによる小型ロケットの打ち上げ失敗は民間企業によるロケット開発の難しさを改めて示した。同社は平成32年にも超小型衛星の打ち上げビジネスに参入する戦略だったが、遅れは避けられない。連続失敗で技術の未熟さを露呈した形だ。初号機は機体の強度不足が原因だったが、今回は心臓部のメーンエンジンで不具合が起きた。発射後1秒で圧力が低下し、いったん回復したが4秒後に再び低下して機体が落下。これまでの燃焼試験では経験していないトラブルという。このエンジンは、米アポロ計画の月面着陸船が使った安価で信頼性の高い技術を採用。初号機では順調に作動しただけに、原因究明が難航する懸念もある。
「テクノロジー_2018/07/02」
「テクノロジー_2018/07/02」
機体は大破したものの大部分を回収、原因究明に繋げられるか
打ち上げ翌日の7月1日、回収された観測ロケット「MOMO2号機」の機体を見ることができた。同機は、ロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(IST)が開発。宇宙への到達を目指し、前日早朝に打ち上げを実施したものの、約4秒後にメインエンジンが停止、射点付近に落下して失敗していた。機体は地面に激突した衝撃で中央付近から折れ、激しく炎上。しかし、あれほど激しく炎上していた割りには、溶けずに残っていた部品が多かった印象だ。ISTの稲川貴大・代表取締役社長は「メインエンジンは丸ごと残っていたし、アビオニクスは落下後もしばらく動いていた。検証しやすいモノの残り方だった」と、前向きに捉える。
液体酸素タンクなど、損傷が激しい部品もあるものの、主要な部品はほぼ残っていたという。これは、今後の原因究明を進める上で、非常にプラス材料だ。もし10秒20秒とエンジンの燃焼が続き、より高い位置から海中に落下していたら、これほど多くの部品を回収するのは難しい。変な言い方ではあるが、不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。やはり気になるのは、メインエンジンで何が起きたのか、だ。同社は今後、まずはメインエンジンで発生した異常について、原因の究明に全力を挙げる方針。想定されるシナリオはいくつかあるが、事故原因を調べる手法として一般的なFTA(故障の木解析)を活用し、テレメトリや物的証拠と整合性のあるシナリオを探る考えだ。
なおMOMO2号機は、ロール制御のために、新たにガスジェネレータを搭載、尾翼下の可動ノズルからガスジェットを噴射している。離床直後、この可動ノズルから大きな炎が出ているように見えるが、通常であればこれほど見えることはないそうで、メインエンジンで発生した事象との関連性を調べているとのこと。MOMOを商業化し、超小型衛星用ロケット「ZERO」(コードネーム)の開発に注力するために、なるべく早く3号機を打ち上げ、再チャレンジしたいところではあるが、今後のスケジュールが見えてくるのは、この原因究明の後になるだろう。
「テクノロジー_18/07/01」
液体酸素タンクなど、損傷が激しい部品もあるものの、主要な部品はほぼ残っていたという。これは、今後の原因究明を進める上で、非常にプラス材料だ。もし10秒20秒とエンジンの燃焼が続き、より高い位置から海中に落下していたら、これほど多くの部品を回収するのは難しい。変な言い方ではあるが、不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。やはり気になるのは、メインエンジンで何が起きたのか、だ。同社は今後、まずはメインエンジンで発生した異常について、原因の究明に全力を挙げる方針。想定されるシナリオはいくつかあるが、事故原因を調べる手法として一般的なFTA(故障の木解析)を活用し、テレメトリや物的証拠と整合性のあるシナリオを探る考えだ。
なおMOMO2号機は、ロール制御のために、新たにガスジェネレータを搭載、尾翼下の可動ノズルからガスジェットを噴射している。離床直後、この可動ノズルから大きな炎が出ているように見えるが、通常であればこれほど見えることはないそうで、メインエンジンで発生した事象との関連性を調べているとのこと。MOMOを商業化し、超小型衛星用ロケット「ZERO」(コードネーム)の開発に注力するために、なるべく早く3号機を打ち上げ、再チャレンジしたいところではあるが、今後のスケジュールが見えてくるのは、この原因究明の後になるだろう。
「テクノロジー_18/07/01」
2018年6月30日土曜日
新型ロケットエンジン「LE-9」の燃焼試験、種子島の太陽隠す
種子島が1週間ぶりの晴天に恵まれた2018年6月25日、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)にごう音が響き渡った。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めている次期主力ロケットエンジン「LE-9」の実機型エンジン*1の燃焼試験が実施されたのだ。午後4時16分。実験場周辺には水蒸気の”白煙”*2が舞い上がって太陽を隠し、一瞬曇天のようにかげった。試験時間は3分38秒間。予定通りに液体水素ターボポンプの入り口圧力が下限値に達し、エンジンが自動停止した。試験終了後、JAXA第一宇宙技術部門H3プロジェクトチームプロジェクトマネージャの岡田匡史氏は集まった報道陣に、「試験条件をコントロールして正常にエンジンを止められた」と燃焼試験の成功を報告。「飛行状態に近い、最も厳しい条件下でエンジンのデータを取得できた。これからデータをくまなく確認して、次の試験で用いるエンジンの設計に反映したい」と述べた。
「テクノロジー_2018/06/30」
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